商品写真のライティングの基礎:漆器 | Profoto (JP)

商品写真のライティングの基礎:漆器

06 9月, 2021

執筆者:: Profoto Japan

消費者のオンラインシフトから、オンラインショップやソーシャルメディアで商品の魅力を消費者に伝える商品写真の需要が高まる昨今。手軽にハイクオリティな商品写真を撮影するためのライティングの基本的な考え方を、初心者向けにシリーズでお伝えする。

今回は、光沢のある表面を持つ被写体のハイライトの表現に着目して、漆器のお椀の撮影を解説する。

漆器のような光沢があり鏡面のような表面を持つ被写体のライティングは、光源が被写体の表面に映り込むので、映り込む先のライティングを考えることが大切になる。

また、光沢のある表面のライティングは、直射の硬い光だと点光源がそのまま映り込んで強いハイライトが出てしまうため、ソフトボックスのような広い面光源の拡散した光を映し込むことがポイント。

メインライトとして、OCF ソフトボックス 90cm Octa を取り付けた Profoto B10 を、トップ若干前側から照射した。

Octa をどこまで映し込むかをカメラ位置から確認しながら、メインライトの位置を調節した。

メインライト1灯のみで撮影した写真が下になる。

黒い漆塗りの部分は金箔の部分に比べてよりツルツルしているため、Octa の面光源がぼやけずにそのまま映り込んでいることがよくわかる。

お椀の蓋の持ち手部分にも Octa が映り込むことで二本のハイライトが綺麗に入って、立体感を描き出すことができた。

また、お椀の下側全体には、メインライトで照らされた下の白いボードが映り込んで、輪郭に美しいハイライトが入っている。

トップ前側からメインライトを当てることで、背景にもグラデーションを作った。

次に、背景に溶け込んでしまっているお椀の蓋の部分にハイライトを入れるために、2灯目として、OCF ソフトボックス 30x120cm(付属のストリップマスク付)を取り付けた Profoto B10 をお椀の後ろ側から照射した。

2灯目のみで撮影した写真が下になる。

細いハイライトをお椀の蓋に入れることで、背景から分離させると同時に、艶感を演出した。

2灯で撮影した最終写真が下のもの。

ひっくり返したお椀の上にお椀を置くことで、下の白いボードとの距離を作って下からの映り込みを調整しやすくした。

同じお椀を下にも置くことでお椀同士の映り込みも自然になる。同じものを逆にして重ねるのはよく使われる手法だ。

オクタ型とストリップ型のソフトボックスの面光源を、光沢ある漆の表面に映し込むことで、漆器を美しく描き出した。

Octa 90cm と 30x120cm が新たに加わり、ラインアップがより充実した OCF ソフトボックス。様々な形状と大きさの OCF ソフトボックスで手軽に作り出すことができる拡散光を活用して、光沢のある被写体の撮影に挑戦してみてほしい。

 

撮影チーム:
フォトグラファー SHUN
スタイリスト 篁 大輔
BTSフォトグラファー 谷川 淳

執筆者:: Profoto Japan

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