古都京都でカップルの一日を撮り下ろし

古都京都でカップルの一日を撮り下ろし

21 12月, 2018

執筆者:: Nahoko Ando

世界中を旅しながら写真を発表しているwacameraさんは、31歳のときに勤めていた会社を辞めて、フリーのフォトグラファーに転身。 そして2011年にはリリースされたばかりのインスタグラムを始め、旅や日常をファンタジックに演出した写真で人気となりました。 約15万人のフォロワーがいるwacameraさんは、現在、主にウェディングやキッズ、マタニティなどの記念撮影を行うプロフォトグラファーとしても活躍しています。

今回はそんなwacmeraさんが、古都京都を散策するカップルを、「小さな巨人」Profoto B10を使って撮り下ろしました。B10は小型で軽量なので、街歩き撮影にピッタリの機材です。

まず最初に撮影を行ったのは、観光地として人気の東山エリア。背景に法観寺の五重塔(通称:八坂の塔)が見える絶好の撮影ポイントです。

「朝の八坂の道というテーマで、久しぶりに会ったカップルの、楽しいデートの始まりを表現してみました」(wacamera、以下同)

「ちょうど八坂の塔の方向から朝日が昇ってくるので、このシーンは逆光。でも、彼女や彼の初々しい表情をしっかり残したいと思ったので、モデルの正面から、B10を炊きました」 逆光は人物の後ろから光がさす状況のため、モデルはまぶしくなく、いい表情をつくりやすい光です。しかしフラッシュを炊かずに撮影すると顔が暗く写ってしまいます。正面からB10を当てることで、自然な明るさの表情を撮ることができました。

B10にソフトボックスを取り付けて、柔らかく美しい光をつくり出しています。朝の瑞々しい空気感が表現できました。

次の撮影は、京都らしい風情ある街並みが人気の祇園白川。ここで登場するのが、wacameraさんが使って見たかったという京都らしい「和傘」です。ちょっとしたアイテムを加えることで、写真のバリエーションはぐっと広がります。

「B10の光を和傘に透過させて、彼女たちを写し出す撮影にチャレンジしてみました。この時に用意したのは白い和傘なので、ディフューザーの役割にもなり、表情の素敵な写真が撮れたと思います」

B10を傘の真上から炊くだけだと顔に影ができてしまうため、少し下の位置から「世界最小のスタジオライト」Profoto A1を弱めに炊いて影を起こしています。

そして、朱色の柵とさわやかな緑が美しい石畳の道を仲良く歩くシーン。いい表情を逃さないように、前を歩きながら連写で2人を撮影していきます。

「B10はこんなにコンパクトなのに、最新カメラの優れた連写性能にもしっかり発光してくれて驚きました。動きながら撮影するシーンでも、いい表情を逃がさず撮れたことに、これからの撮影の可能性を感じましたね」

続いて木陰で寄り添う2人のシーン。和傘を小道具にしてカップルの親密な1枚が表現できました。

光が足りない木陰のシーンでも、うしろからソフトボックスを付けたB10を当てることで自然光を補うことができました。

そして夕刻になり、最後は建仁寺へ。

「1日の終わり、彼女たちのデートの最後のシーンということもあって、少ししっとりとした雰囲気で撮影したかったんです。光はあまり強くしたくありませんでした」

ここでもB10が大活躍します。

B10を2台使い、被写体の背後と斜め前に設置。背後からは、ほんのりと影がつく程度に光を当て、また斜め前から当てた光はハニカムグリッドを使って光を被写体に集中させています。

そして撮影した写真がこちら。

楽しかった1日の余韻を味わうような、しっとりと落ち着いた表情の2人。背景にほんのり西日を感じながらも、場の雰囲気を損なわず、臨場感のある写真に仕上がりました。

以上でこの日の撮影はすべて終了。wacameraさんはB10を使ってみてどのように感じたのでしょうか?

「私は撮影に行くとき、車は使わないんです。電車やバイク移動なので、いつも機材は携帯性を重視しているほう。普通のモノブロックのストロボは非常に重いので、とてもじゃないけど、外に持ち出そうなんて思ったことはありませんでした。 でもB10なら女性でも簡単に外に持って行けるので、今回のようなライティングの撮影が可能になる。非常にありがたいなと思いました」

「それにたくさんのアクセサリーが使えるので、ワイドな光が欲しいとき、光を集中させたいときなど、これ1台でいろんな要望に答えてくれました。すごく楽しかったです」

「目的通りの写真が撮れました」と、京都の素晴らしいロケーションでの撮影を終えたwacameraさん。B10を使った撮影に、確かな手ごたえを感じたようです。

 

撮影チーム
フォトグラファー:wacamera

モデル:Shinobu Mio, Tomoya Takeuchi
ヘアメイク:Ayako Kurochi

フォトグラファーアシスタント:Ippei Kogata
BTSフォトグラファー:Jun Tanikawa

BTSビデオディレクター:Nobumitsu Ohara
BTSビデオグラファー:Tokuharu Yamada, Satoru Yoshiura
BTSビデオグラファーアシスタント:Ryo Saito

撮影コーディネーター:OfficeRansack
撮影協力:八坂の塔通り、祇園白川・巽橋、円山公園、建仁寺

執筆者:: Nahoko Ando

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