ペット撮影と7つのヒント | Profoto (JP)

ペット撮影と7つのヒント

10 9月, 2020

ペットフォトグラファー Travis Patenaude は、スペインの狩猟犬のポートレート撮影で、究極のレシピを見出しました。ライティングを使って、撮影する動物たちの魅力を最大限に描き出します。目を惹きつける犬の写真を撮影する方法について、Travis からの7つのヒントを見てみませんか?

メインライト:Profoto B10 と RFI ソフトボックス オクタ型、フィルライト:折りたたみ式リフレクター ホワイト を使用。

1. 環境に慣れさせる

犬が新しい環境(スタジオや新しいアパートなど)にいる場合、その環境の中で犬がストレスなく快適であることを確認することが大切です。 急いではいけません。予め計画を立てましょう。慣れるのに長くて 30〜45分ほどかかるかもしれません。

メインライト:ディフューザーを取り付けたアンブレラ、カメラの左側に設置。フィルライト:グリッドを取り付けたソフトボックス ストリップ型 、カメラの右側に設置。

2. ストロボをトリガーとして使う

犬が周囲の環境に慣れたら、フラッシュを加えます。この撮影では Profoto B10 を使いました。僕の特別なトリックは、フラッシュごとに、犬におやつをあげることです。そうしたら、犬はおやつとフラッシュを紐づけるようになります。

 

3. 音を使って犬の注意を引く

犬の注意を引くために、ノイズや音を使います。口笛だったり、おもちゃの音でも。ノイズを使いすぎないことも大切です。ちょっとしたノイズで、注意を引けます。また、ノイズを出すのはフォトグラファーだけです。たくさんの人が犬の気を引こうとすると、困惑させたり、犬にストレスを与えてしまいます。

4. ボディーランゲージを見る

犬がストレスを感じていないか、興味を失っていないかを知るために、犬のボディランゲージを観察することも大切です。ストレスを感じすぎていて、撮影ができない場合は、リスケジュールして、もっとポジティブな状態で再挑戦することをお勧めします。

ソフトボックス オクタ型、カメラの左側に設置。

5. 適切な絞りを設定する

カメラのフォーカスが、鼻先から耳に合うように f-stop (絞り値)を調整します。ISO 200, F11, 1/200 sec. 

 

6. ライティングで魅力を引き出す

ライティングとなると、犬の特長や魅力を引き出すために、撮影に適した機材を使うことが大切です。僕はよく、ソフトボックス(上の写真では RFI ソフトボックス オクタ型) を Profoto B10 に取り付けて使用します。また、フィルライトとして 折りたたみ式リフレクター を使用して、犬の首にかかる余分なシャドーを打ち消します。この撮影では、ソフトボックスは上・犬の正面 に置き、折りたたみ式リフレクターは下・正面に置きました。このライティングにより、均一なやわらかい光で犬を描き出すことができました。

7. 撮影を楽しい体験にする

最後にとても重要なヒントを1つ; できるだけ撮影する動物たちにストレスを与えず、撮影を楽しんでもらうことです。もし、撮影を楽しんでもらえたら、また喜んで撮影のモデルになってくれるでしょう。僕の犬たちは、スタジオに連れてくると、すぐに喜んでプラットフォームに飛び乗ります。おやつと撮影を期待してね。

5灯ライティング。メインライト:ディフューザーを付けたアンブレラ を犬の正面・上に置く。フィルライト:アンブレラ ラージ ホワイト をカメラの背後に置く。リムライト2灯:グリッドを付けた ソフトボックス ストリップ型 を両側に置く。ライト1灯:背景を照らすために背後にもう1灯。 

 

"2012年に、妻と僕は Leena という名前のスパニッシュ・グレイハウンドに救われました。怯えた様子の白くて小さな Leena は、僕たちにインスピレーションをもたらしました - 2013年に、僕たちは Love Hope Believe Galgo Adoption (養子縁組) をスタートしました。それ以来、僕はフォトグラフィーの腕を磨いて、スペイン滞在中は、スパニッシュ・グレイハウンドの写真を撮り続けました" - Travis Patenaude

さらに詳しく https://www.stinkeyephotography.com/

このストーリーで使用された製品

RFi ソフトボックス オクタ型

人物を際立たせるポートレート撮影に最適
¥46,200 から

リフレクター ブラック/ホワイト

ストロボ光や日光を反射したり弱めたりするライトシェーピングツール
¥14,740 から