写真: Brian Smith
カメラマン

Brian Smith

ウェブサイト

briansmith.com

ロケーション

Miami, FL, USA


炎の撮影で性能を試す

Brian Smith氏が夕暮れ時に火吹き師を撮影

ピューリッツァー賞受賞者であるBrian Smith氏は、新しい撮影機材を使う際には屋外でその性能を試すことにしています。最近では、Sony対応のAir Remote TTL-Sを使用して、黄昏の限られた時間に火を吹く奇術師を撮影しました。

「新しい機材を試すときは、限界状態でテストをしたいと考えています。例えば、自分ではコントロールできない不確定要素を付け加えます。例えば火炎のようなね」とBrianは語ります。彼のピューリッツァー賞受賞作は、コンマ何秒の差がすべてを決めるオリンピックの舞台で撮影された1枚でした。

「スタジオでの撮影は滞りなく進むことが多いのですが、ロケに出ることで問題点を見つけることができます」と彼は言います。「条件が揃っていれば撮影は簡単に進みます。でも、一見どうにもならない様に見える難しい状況に対処するための方法も必要です」

イメージ通りの撮影をするため、B1オフカメラ・フラッシュ3灯を使いました。1つはOCFビューティディッシュ ホワイトを装着し、斜め上方から被写体に向けます。残りの2つには、ズームリフレクターとOCF色補正フィルター(½ CTOカラーフィルター)をつけて被写体の背後に置きます。Brianと火吹き師のCirque Bishop氏は最初に何度かの試し撮りを行い、画角合わせを行うとともに、いくつかの構図を考えました。

「欲しい光のうち95%まで作るのはいわば準備段階で、最後の5%が難しいんです」と彼は説明します。「被写体の背後に置いた2灯のB1がリムライトの働きを担います。ディティールをくっきりとさせながらも、自分の望みどおりの仕上がりを維持できます。バックライトは強すぎてはダメですが、肉眼で見てわかる程度にはしないとカメラで捉えられません」

 

炎に近づかずに出力を調節する

撮影時、Air Remote TTL-Sは即戦力になっただけではなく、もはや救い主とも言える抜群の機能性を発揮しました。「大きなアドバンテージになったのは、Air Remoteでストロボヘッドの出力を変更できる機能でした。この機能がなければ、燃えたぎる炎の横を通ってヘッドまで行って調節を行わなければならなかったでしょう」

Brianは、TTLとHSS機能を使用してフードをまとったCirqueの近接ポートレートも撮影しました。「TTLやHSS対応のProfotoを使ったことはなかったので、両方使ってみました」と彼は語ります。「背景の光量がたっぷりで被写界深度が浅いとき、HSS機能が優れた力を発揮します」

 

30年以上マニュアル撮影を行ってきたBrianに、Air Remote TTL-Sの感想を聞きました。

「本当に素晴らしい機材でした。特に気に入ったのは、TTLモードで撮影して適正露出を得たうえで、マニュアルモードに切り替えて同じ表示数値と設定値から調整を加えることができる点です」

「Air RemoteTTL-Sを使うと、完璧な同期が可能です。問題なくシャッタースピード1/250秒までの撮影ができました。プロフォトの機材は耐久性にも優れています。シンクロは完璧でした。HSSを使うことでシャッタースピード1/6400秒でシンクロすることもできました」