料理撮影とスマートフォン用スタジオライト | Profoto (JP)

料理撮影とスマートフォン用スタジオライト

14 7月, 2020

料理写真の広告撮影で活躍するフォトグラファーの大野 咲子氏が、Profoto C1 Plus のスマートフォン用スタジオライトと iPhone 11 Pro のカメラを使って、フード撮影に挑みます。ポケットサイズの小さなライト C1 Plus 1灯 とスマートフォンのカメラで、料理をどこまで美味しそうに撮影できるのでしょうか?

鮮やかな緑が美しいグリンピースとパクチーのエスニックスープの撮影から始めます。C1 Plus に Clic Grid20° を取り付けて、被写体の左奥から逆光で照射することで、スープから立ち上る湯気を描き出しました。ここでは、湯気のみにピンポイントで光が当たるように Clic グリッド 20°を使用しています。

C1 Plus あり

C1 Plus なし

撮影セットアップ

次の撮影では、本と飲み物を片手にソファーでリラックスするシーンをセットしました。ClicGrid10° をつけた C1 Plus をソファの肘掛に直接置いて、被写体の左奥から光で照らしました。 熱を持たない LED ライトなのでテーブルや布に直接置いて、手軽にライティングができます。クランベリージュースの氷や炭酸の泡のキラキラした輝きを光で美しく描き出すことに成功しました。

C1 Plus あり

撮影セットアップ

最後に、和菓子を撮影します。スタンドに取り付けた C1 Plus を左側の白い壁に反射させて照射し、さらに右手側からレフ板で光を起こしました。やや低い位置からバウンスすることで、影を長く、立体感をわかりやすく表現しています。丸みを帯びた形状の生菓子をやわらかい光で包み込み、しっとりとしたマットな質感で描き出しました。

C1 Plus あり 

C1 Plus なし

撮影セットアップ

「C1 Plus は手の平サイズでほんとうに小さくて、どこにでも気軽に置けるのが、普通のストロボと違うところです。小さいので画角に入らないようにギリギリまで攻めることができるので、新たな表現もできるのではと可能性を感じました」と大野氏。

「定常光もフラッシュ光も色温度を3,000〜6,500Kまで自由に調整できるので、色味の表現が大切な料理撮影ではとても重宝します。C1 Plus のライト1灯でやわらかい光から硬い光まで様々な光を手軽に演出できるので、料理写真の撮影にぜひ活用してみてほしいです」

撮影チーム 

フォトグラファー: Sakiko Ohno 

フードスタイリスト: Yukiko Katsumata 

BTS フォトグラファー: Taira Tairadate 

BTS ムービディレクター: Mitsutoshi Nanbu 

BTS ビデオグラファーTomohiko Sumi