この記事では、ポートレートフォトグラファーのHannah Couzensが、Profoto B10のライト1つだけを使用して、5つのスタジオライティングでポートレートを撮る方法をお見せします。カメラの設定、光の配置、構図、そしてスタジオポートレートで5つの異なる印象を作るために使用すべきライトシェーピングツールまで、Hannahがすべてを説明してくれます。
“私は、企業のヘッドショットやポートレートをとても多く撮影するので、スタジオでも、クライアント先でも活躍してくれるポータブルなフラッシュが必要です。これが、私がお気に入りのライトにいつもProfoto B10を選ぶ理由です” - フォトグラファー Hannah Couzens
Hannahのお気に入りのフラッシュ Profoto B10 を使用した5つのライティング方法について、彼女からのヒントをご紹介します。
1. フォーマルなポートレート - ソフトボックス 長方形型 を使用した 鮮明なやわらかい光
この写真では、Hannahは OCF ソフトボックス 長方形型 を使用して、モデルをやわらかい光で描写しました。 ソフトボックスの長方形型は、全身とクローズアップのポートレートの両方に最適であり、凹んだエッジは光の方向を制御しやすくします。
The result
美しく見栄えする光でありながら、鮮明な、よりフォーマルな印象のポートレート
Camera settings: ISO 100, f/8, 1/125s.
2. コントラストのあるポートレート - ソフトボックス ストリップ型で シャドーを作る
次に、Hannahは顔にシャドーを作りたかったので、光が落ちる場所を慎重にコントロールするのに役立つ OCF ソフトボックス ストリップ型を選びました。 ライトをモデルのすぐそばに近づけることで、光の急な減光を作り出しました。
The result
白い壁の小さな部屋でもコントラストのあるポートレート
Camera settings: ISO 100, f/8, 1/125s.
3. 均一なグラデーションを作る – アンブレラ M を上から
3番目のポートレートは、やわらかい光がすべて。Hannahは ディフューザーを取り付けた アンブレラ ディープ ホワイト M を選びました。 アンブレラをモデルの上に中央に配置することで、彼女はホットスポットを光の中心から避けることができました。
The result
均一なグラデーションのやわらかい光のポートレート
Camera settings: ISO 100, f/4, 1/125s.
4. 白い背景に急な減光を作り出す- ソフトボックス長方形型
4番目のポートレートでは、Hannahは背景を白色に切り替え OCF ソフトボックス 長方形型 を使用して、光の急な減光を作り出しました。 この光の減光により、白い背景がグレーのように見えました。 反対側に リフレクター の黒い面を使用して、白い壁から跳ね返ってくる光を防ぐことができました。
The result
グレーの背景に対して鮮明なポートレート
Camera settings: ISO 100, f/4, 1/125s.
5. インテンシブで ドラマティックに - ビューティーディッシュ シルバー
5番目の最後のポートレートは、インテンシブなポートレートを撮ることがテーマ。OCF ビューティーディッシュ シルバー からセンターディスクを取り外し、ディフューザーパネルを付けることで、Hannahはそれを小さなソフトボックスへと変えました。 ライトをモデルに近づけることで、光の急な減光を作り出し、ドラマチックな感覚を与えました。白い壁から跳ね返ってくる光を防ぐため、反対側には リフレクター ブラック が使用されました。
The result
ドラマチックな印象のクローズアップのポートレート