フード&スチル撮影 - ライティングのヒントとテクニック | Profoto (JP)

フード&スチル撮影 - ライティングのヒントとテクニック

30 10月, 2020

雑誌や広告に掲載されるようなフード/スチル写真をどのように撮影しますか? Leslie Grow のスタイルは、明るくて鮮やか、そしてミニマリズム。大胆でポップな色使いやライティングを試してみるのが大好きです。 彼女からのヒントやテクニック、3つのフード&スチル写真を撮影するために使用した撮影機材をご紹介します。

カラフルなフローズンベリーを光で照らす

 

Step 1. 撮影の前夜に、シートパンにベリーを重ならないように並べて冷凍します。 ベリーが互いに邪魔をしていないか確認してください。 ベリーの美しい面を探して、その面を上向きにして置きます。

Step 2. 真上の位置で、三脚にカメラを設置します。

Step 3. Profoto D2 をカメラの右、被写体から約 90cm離れたところに置きます。 50x75cmの白いカポックにバウンスします。 カポックは、ライトから約 45〜60cmのところに置きます。

Step 4. 大きな黒のカポックをカメラ左に置いて、影を暗くします。

Step 5. ベリーが完全に凍ったら、すばやく作業して、指紋が付着しないようにセットします。 霜は冷凍庫から取り出されてから約1分以内に現れます。

 

ヒント
解凍された見た目を作るため、部分的にストローで息を吹きかけます。

 

シャンパンの飛沫を止めて

 

Step 1. サイドライトとして Profoto D2 をカメラ左にセットします。設定で"Freeze Mode"(フリーズモード)を選択します。

Step 2. このような動きのあるショットを止めるには、ストロボの出力を低くして、閃光時間とリサイクルタイムを短くします。

Step 3. 背景を被写体から十分に離します。ぼかすことで、シャンパンの細かな飛沫と被らないようにします。 背景をぼやけさせながら被写体にピントが合う絞り 5.6-8 などに設定します。

Step 4. 白いカポックをカメラの右側に使用して、影を起こします。

Step 5. 均一に広がるやわらかな光を作り出すには、Lee Filter や Scrim Jim Fabric など光を拡散するものを使用します。 大きな光源を作るには、おおよそ 120x120〜180x180 cm の大きさが必要です。

ヒント
リモートトリガーを使用して、素早く連続して撮影します。

 

グラスの鏡面ハイライトを強調する

 

Step 1. D2ライトをベアバルブで、カメラ左、被写体の45度後ろに置きます。 これにより、硬く濃い影が生まれ、グラスの鏡面ハイライトが強調されます。

Step 2. 前景または背景にある重要なディテールを犠牲にすることなく、メインの被写体に焦点を合わせる被写界深度(5.6-8など)を選択します。 たとえば、ボトルのブランドラベルはぼやけていますが読めます。

Step 3. 全体のシーンに加えたいユニークな形状、カラー、テクスチャーを持つ小道具を使用します。

 

ヒント
プロフェッショナルなフード/プロップ スタイリストとコラボレーションすることで、より一層のクリエイティビティが写真に反映されます。

Written by: Profoto & Leslie Grow

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