アーティスティックなポートレートのライティング方法を見てみませんか?ファッションフォトグラファー Lindsay Adler は、様々な時代の絵画から、芸術的なポージングや衣装、ヘアメイクなどインスピレーションを得て、ルネッサンスの雰囲気が漂うファインアートポートレートを撮影しました。時を超えたアーティスティックなポートレートを撮影する 3つのステップを見て、さらにクリエイティブにポートレート撮影をしてみませんか?
Step 1. アンブレラ ディープ ホワイト M と アンブレラ ディフューザー を取り付けた Profoto D2 を、フレームの左に配置します。やわらかい光を作るために、この光源は被写体に近い位置に置きます。また高い位置から照射して、顔に彫刻的な立体感を与え、髪のトップ部分を照らし出します。
被写体がライトの方向を向いている場合、目にキャッチライトを入れたければ、顎を少し持ち上げます。被写体がライトに(この写真のように)背を向けている場合は、このライトは髪をドラマチックに照らしてくれます。
Step 2. 2灯目のライトには グリッド 5° を付けて、フレームの左に配置します。出力は非常に弱い設定にして、被写体の顔に少し明るさとコントラストを加えます。1灯目のライトをとても高い位置から照射しているので、このグリッドは(特に被写体がアンブレラに背を向けているときに)キャッチライトを加えるのにも役立ちます。
Step 3. 最後に、フレームの右側に白いカポックを加えて、アンブレラの光をバウンスさせ、影を起こします。被写体の衣装と顔のシャドー部分のディテールを描き出します。
Tip
ファインアートポートレートの撮影は、事前に計画を立て、適切な要素をレンズの前に準備することがとても重要です - アーティスティックなポートレートにマッチする衣装は?ファインアートのコンセプトを強化するヘアメイクは?有名な絵画から参考にできそうなポージングは? - 計画と準備が重要なのです。
Camera settings
- カメラ: Canon R5
- レンズ: Canon RF 24-105mm F4L IS USM
- シャッタースピード: 1/200
- 絞り: F5
- ISO: 100
About
Lindsayの月額制プラットフォーム Learn+ のエピソード「Stylized Portrait」では、この写真の詳しいメイキングが掲載されているほか、多くの作品が紹介されています。