High-Speed Sync(ハイスピードシンクロ; HSS)では、1/200秒を超えるシャッタースピードでフラッシュを使用できます - これは、普通のデジタルカメラの標準フラッシュ同期速度です。 HSSを使用することにより、ドラマチックな空に露出を合わせつつ、被写体も適切な露出にすることができます。
上の左の写真は、環境光のみで撮影したものです。Jared は、露出を被写体の顔に合わせて、適切に照らしました。しかし、この場合、背景が明るくなりすぎてしまいます。この問題をHSS を使用して解決する方法をご紹介します:
Step 1. 露出を撮影する背景に合わせます。上の右の写真で、Jared は、ドラマチックな空に露出を合わせました(シャッタースピード 1/500秒)ストロボを使用しなければ、被写体はとても暗くなってしまいます。
Step 2. Air Remote TTL をハイスピードシンクロ モードにセットします。Profoto A1X を使用する場合、シャッタースピードを速くすれば、自動的にセットされます。
Step 3. オフカメラでストロボ (A1/A1X, B10/B10 Plus, B1/B1X, B2) を使用して、被写体の欲しいところに光が当たるように置きます。上の写真では、Jared は、被写体の右側にストロボを配置しました。
Step 4. OCF ソフトボックス 60x90cm を取り付けて (または アンブレラ をA1/A1Xに取り付けて) 、被写体をやわらかい光で照らし、周囲と馴染ませます。
Conclusion
High-Speed Sync(ハイスピードシンクロ; HSS)は、光をコントロールすることです。つまり、HSS なら、その日の天候というよりも、自分のアーティスティックな感覚と意図によって、露出を決めることができるのです。
Tip
モーションをフリーズさせるのに、HSSを使用しないようにしましょう。 モーションブラーを防ぎたい場合は、フリーズモードを使用してベストな結果を得ることができます。