ファッション

Pauline Darleyとは?

03 7月, 2017

執筆者:: Pauline Darley

連載記事「スポットライトの光の先」では、今まさにその存在を世界に知らしめようとする新進気鋭の写真家をご紹介します。第1回目はファッション、ビューティーフォトグラファーのPauline Darleyが自身のこと、そしてどのようにフォトグラファーとしての道を切り開いたのかを教えてくれました。

10年前のことになりますが、18歳の誕生日に両親から初めてデジタル一眼レフカメラを買ってもらいました。その頃はちょうど写真に興味を持ち始めたばかりのときでした。構図を考えたり、1枚の写真で物語を伝えるにはどのようにすれば良いか考えたりするのが好きでしたが、もっと上達して、カメラの仕組み (露出や焦点距離、シャッタースピード、ISOなど) について学ぶ必要があると感じていました。

当時は大学で情報通信学を学んでいたので、写真は片手間に撮っていました。ごく自然に上達していくのを感じました。プロのフォトグラファーになりたいと思ったことは一度もなかったので、自然な流れでそうなっていったのは非常に幸運でした。

人物を撮影することに惹かれていたので、友達や、友達の友達などの写真を撮っていました。それが口コミで広がり、イメージ写真を依頼してくれる人やモデルを申し出てくれる人が現れ、さらには各ブランドや雑誌までもが連絡をくれて、仕事へとつながったのです。

修士課程を終えるときに、決断を迫られました。このまま勉強を続けるか、それともフォトグラファーとして挑戦をするかです。私はひと月目からフォトグラファーとして仕事をすることができたので、運が良かったのだと思います。 もちろん、それから毎月トントン拍子に進んできたわけではありませんが、7年が経った今でもこうして活動できていて嬉しく思います。目標として熱意を注ぐ対象や仕事の内容に変化はありましたが、今でも楽しんで仕事をしています。

このところの私の写真には、常に存在する1つのテーマがあります。それは「人間らしさ」です。人物を撮るのも、ファッションやビューティーの撮影も好きですし、屋外かスタジオかも問いません。それらすべてを探求するのが楽しく、何もかもが私に語りかけてくるように感じられるのです。スタジオで撮影するときは、ライティングを調節して、セッティングを作ることができるので、リラックスして臨めます。

しかし、写真を始めたばかりの頃は、屋外ばかりで撮影していてストロボを使ったことはありませんでした。使い方がわからず、うまく操作することができなかったため、扱うのが怖かったのです。外に出て条件の揃う光を追い求めている方が、気楽で簡単に感じられました。屋外での撮影では、どんな光の状態でも写真を撮らねばならず、また自分の一番好きな設定を知るきっかけにもなったため、学ぶことはたくさんありました。とにかく練習を積んで、自分独自のスタイルを見つけようと努力しました。そして時が経つにつれて、ストロボを用いた撮影にも挑戦してみたいと思うようになりました。写真を撮り始めてから3年後に、最初のストロボ撮影用のキットを購入したのです。ライティングを加えた撮影は、私を新たな世界へ連れて行ってくれました。どんなライティングでも気に入ったら再現することができ、設定や照明の当て方を変えて遊ぶこともできました。周辺光に頼ることはもうありません。光を自在に操ることができるようになったのです。

パートナーであるMaxime Stangeに教えてもらいながら、この新たな世界へ足を踏み入れることができたのは幸運だったと思います。

執筆者:: Pauline Darley