ポートレート

スポットライトの光の先: Flóra Borsiのアニマルセルフポートレート

03 7月, 2017

執筆者:: Jens-Linus Lundgren-Widén

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連載記事「スポットライトの光の先」では、今まさにその存在を世界に知らしめようとする新進気鋭の写真家をご紹介します。この記事は、フォトグラファー兼ビジュアルアーティストのFlóra Borsiの特集第2弾です。評価の高い『Animeyed』プロジェクトの概要、最新の作品、そのお気に入り理由について語っていただきました。

Flóra Borsiの画期的な『Animeyed』プロジェクトをまだご存じない方は、この機会にこの多才なフォトグラファーとその作品にご注目ください。彼女の写真の背景にある原則は、シンプルですが非凡なものです。

自分自身がモデルを務め、誰も真似のできないPhotoshopスキルを駆使し、Flóraは動物と一緒にポーズを取ったポートレートを撮影します。その際、ポーズと表現は動物の個性と一致させます。彼女の写真はとても奇抜です。独自のジャンルを築き上げ、多くのフォロワーを生みました。

人間もまた動物

『Animeyed』プロジェクトを通し、Flóraは人間の存在意義を考察し、人間と動物との関係を探求することを目標としています。

「動物と、動物が持つ美しさが好きなんです。愛らしい顔や体つきを鑑賞する人は多いのです。しかし、人間も動物だと言うことは忘れられています」

「人間は動物に似ていること、同時に動物には特別なところがあることをお見せしたかったのです。そして、動物独自の見た目や存在感に注目していただきたかったのです。動物だって人間と同じく地球上で自由に生きる権利を持っているのですから」

「自然の完璧さには感嘆しました。裏では数多くのポストプロダクション作業を行うにしても、未編集に見える写真に挑戦しています」

使用するライトは1台のみ

セルフポートレートしか撮影しないFlóraは、通常、1台のB1にRFi ソフトボックス 90cm Octaを装着するだけのシンプルなセットアップを好みます。撮影用カメラには、Canon 7DとSigma 18-35 1.8レンズを使用します。

「B1で作り出すことができるナチュラルな光が好きです。それには1灯だけで十分なのです」

Flóraは、すべてのモデリングを自分自身で行い、撮影のやり直しはできるだけ避けたいので、一貫した信頼性を発揮する機材を好みます。

「私は『結果のためには手段を選ばない』タイプの人間です。もっと簡単な方法があるなら、そちらを使わない手はありません。 B1の安定性と信頼性は、撮影を迅速に進めてくれます。TTLを使用すると、露光計を調整する必要がありません」

新しいアクセント

Flóraはこれまで、ポストプロダクションでセルフポートレートとアニマルポートレートを結合したストックショットのみ撮ってきました。今回は、生きた (あまり気の荒くない) 動物を使った贅沢な撮影となりました。使用したのは飼い犬のDezsoです。

「頭の中のイメージをフレームに収めるのはとても簡単でした! 光と影をセルフポートレートにマッチングする必要はありませんでした。ポストプロダクションでの編集作業時間は、10時間から3時間に短縮されました。実際の撮影時間はわずか1時間でした。

「この撮影まで、ストックフォトを使用せずに写真を加工することはできませんでした。自宅でヘビやフグは飼っていないからです。それなら、ストックフォトを加工するしかありませんでした」

しかし、愛犬を使ったことだけが撮影時間短縮の理由ではありません。 「愛と癒やしがテーマなので、シリーズの中でDenzsoを使って撮影したいと思っていました。今回は、愛犬との絆が写真にリアリティを添えました。この作品には、リアリティ、個人の物語、その背景にある記憶が込められています。『Animeyed』プロジェクト全体の中でもこの写真が一番のお気に入りなのは、そうした理由があります」

このプロジェクトは今後も続けるのか質問したところ、彼女はこう答えました。

「続けないと思います。きっと、私の顔に深いシワが刻まれ、レタッチでは修正しきれなくなるでしょう。このプロジェクトは、私の唯一の未完の作品なのです。今のところですが」

Flóraの次回作は、顔をペイントした写真のプロジェクトです。他の多くのフォトシリーズと同様に、メインテーマはアイデンティティとメークアップとなるでしょう。

執筆者:: Jens-Linus Lundgren-Widén

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