ポートレート

Jean-Philippe LebéeがProfoto A1で自然体の女性の美しさを演出

27 11月, 2017

執筆者:: Seth Chandler

フランス人のライフスタイル&ファッションフォトグラファー Jean-Phillipe Lebéeは、被写体の自然体の美しさを引き出す写真を撮ります。マルセイユの瀟洒なヴィラで、世界最小のスタジオライトProfoto A1のテスト撮影をしました。1980年代のコート・ダジュールを彷彿とさせ、映画のような雰囲気を醸し出す仕上がりになりました。

「自分の写真がどのようにストーリーを語りかけ、独自のテイストを生み出すかに興味があります」と彼は言います。

Jean-Phillipeは少年時代、父親の写真機材に魅了されたことから写真に興味を持ちはじめました。「指一本触れさせてもらえませんでしたけどね」と彼は苦笑します。7年前、写真の道を真剣に志し、それから約5年間にわたりプロのフォトグラファーとして活躍してきました。その才能をいかんなく発揮し、世界的に有名な数々のブランドと仕事をしています。

Jean-Philippeの写真は、被写体の本質的な美しさを引き出します。「美的な部分を余すことなく引き出し、肉眼で見るよりも美しいくらいにしたいのです」と彼は語りました。

Jean-Philippeの写真の多くには、映画的な要素が含まれています。「映画の映像美が大好きなんです。個人的には古い写真の美しさに勝ると思います。ジャン=リュック・ゴダールやその他の有名映画監督の映像を見ると、イメージの立て方、色の使い方、そしてモデルの使い方の参考になります」

自然光の大切さ

彼の写真で主に光源として用いられるのは、太陽光です。「映画のように、通常は大きな光源を使います」「暗い部分を照らしたいとき、色味を際立たせたいときは、フラッシュを使用します。補正が効きますからね。ただ、メインの光源となるのは常に太陽光です。肌を照らす陽射しなどは写真の雰囲気を作り出します。また、モノクロ写真でも映画スタイルの温かみのある照明を使用します」

世界最小のスタジオライトProfoto A1を使用して、「世界を自分のスタジオ」にするというテーマを提示された際、彼はすぐに興味を持ったそうです。自分の独特の光の使い方に役立ちそうと思ったからでしょう。

「A1を使ったことはありませんでしたし、どんな結果が得られるのかはわかりませんでした」と彼は振り返ります。「どんな業界でも仕事道具は常に進化し続けており、テクノロジーによりほとんどのものがどんどん小型化しています。写真の世界でもその流れについていくことは必要だと思ったのです」

Jean-Philippeにとって、撮影は、適切な撮影地選び、モデル選び、そしてストーリー作りから始まります。最初に、マルセイユ郊外の瀟洒な場所で撮影することに決めました。「この街には豊かな歴史があるから好きなんです」と彼は語りました。「ローマ時代に建設されたフランス初の植民市マッシリアに起源を持つ、とても美しい場所です」

過去の記憶

Jean-Philippeは、いつものスタイルで撮影することに決めました。光の使い方がどう変わるかを試したかったのです。今回の撮影では、フランス南部の大きなヴィラを舞台に、若い女性の物語を語る写真をテーマに掲げました。撮影場所は、1980年代のコート・ダジュールを彷彿とさせる、夏の明るい日差しが溢れる場所です。

「モデルは、特別な環境で過ごした幼少期を思い出しているんです」と彼は語ります。「いつもなら、被写体に馴染みのある環境で撮影を試みますが、今回はそうしませんでした。でも自宅のようにくつろいでもらえるようには配慮しました。スタイリストは連れてきていましたが、モデルには自分で服を着てもらい、化粧もナチュラルメイクにしました」

小さくて持ち運びやすい

A1が小型で持ち運びやすく、他のライトに比べ使いやすいことにすぐに気付きました。「A1の第一印象はファンタスティックの一言に尽きます。ジュースの缶くらいの重さと大きさで、驚くようなライティング効果を発揮してくれます」と彼は評価しました。

ヴィラの中で、A1から照射される光と、窓から差し込む自然光を融合させました。

モデルは、階段に座り、くつろいだ姿勢でアンニュイな空気を醸し出しています。Jean-PhilippeはA1にソフトバウンスを取り付けてオンカメラで使用し、モデルの周りを移動しながら、構図取りとフラッシュの角度を調整しました。A1は世界最小のスタジオライトという名にふさわしく、動き回りながらでも、便利に使えました。また、モデルに当たる光はとても自然でした。

「モデルにはあまり指示を出しませんでした。ただ自然に佇んでいて欲しいと思ったからです。そのあと、構図の調整を始めました。A1を持ったまま移動することで、写真の中の影の部分を固定できました。被写体にフラッシュを直射で使用することはめったにありません」

コントラストと動きの処理

床に寝そべって太陽の光を浴びるモデルに手をかざしてもらい、自然光による指の影を顔に付けました。「華やかなイメージを作り出したかったのですが、モデルの顔につけた影の効果が気に入りました。彼女には、映画のワンシーンにいるようなイメージでポーズしてもらいました」

Jean-Philippeがコントラストと動きの調節に専念している間、アシスタントはオフカメラのA1をリフレクターに向けて保持します。「私の写真では、自然光を好んで取り入れますが、A1を使用したお陰で、コントラストの強弱をつけ、暗すぎる影を再調整して表情を照らすことができました」

また、フラッシュはアクセントを加味し、写真の中の動きを切り取ることにも役立つと彼は指摘します。「自然光では不可能な演出を可能にしてくれます。自然光を80%、フラッシュを20%使用して、このコントラストと動きを捉えることができました」

さらに、A1のズーム機能のコントロールレベルの高さにも触れ、そのメリットを強調しました。「光を絞り込み、どんな距離からも指向性の強弱を調整できます。フラッシュが最高出力でも、写真の中心に不要な光が映り込むことがないため、大きなメリットになります」

もう1枚の写真では、Jean-Philippeはモデルの髪型にインスピレーションを受け、1980年代の雑誌の表紙を彷彿とさせるイメージを演出しました。

プールサイドの撮影ではAir Remoteを使用しました。アシスタントはオフカメラのA1を手に持ち、モデルにフラッシュの光が直接当たらないように、デプロンパネルに反射させました。

「直射日光の下では、太陽光を上回る出力を得られることが重要でした。パネルにはカラーフィルターを追加し、トーンを温かくしました」

午後になると陽射しが陰り始め、気温が下がったせいでモデルは寒さで震えていました。素早く動く必要がありました。そこで役に立ったのは、A1の小ささです。「A1のお陰で時間を大幅に節約できました。これほど素早く撮影できたことは未だかつてありません。写真の中でモデルが両脚を抱えているのは、寒いからなんです!」

非の打ち所のない機材」

Jean-Philippeは、A1の使い勝手の良さを挙げ、望みどおりの結果を残してくれたと語りました。「丈夫で、とても小さくて軽いので持ち運びやすいです。非の打ち所のない機材です。ヴィラのどの場所でも、イメージ通りの写真を撮れました」

「自然な見映えの光を演出でき、写真のやわらかさを維持し、不要な影を排除できました。モデリングライトとして使用したり、リモート制御したり、アシスタントに持たせて遠く離れた場所から照明をコントロールさせたりすることもできます。まさに魅惑のフラッシュです」

Jean-Philippeは、A1はスピードライトではないと思ったそうです。そうではなく、スタジオライトの一種であると感じました。そして、こう付け加えました。「このフラッシュによって、撮影のセッティングをするときの人工照明について、考え方が完全に変わりました。お恥ずかしながら、もっと試し撮りをしたくて時間が足りなかったくらいです!」

執筆者:: Seth Chandler

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