普段デジタル一眼レフカメラとストロボ Profoto A1 や B10 を使って撮影するフォトグラファー SHUN氏に、今回「スマートフォン用スタジオライト」Profoto C1 Plus とスマートフォン iPhone XS Max のカメラを使った撮影に挑んでもらった。スマートフォンのカメラとポケットサイズのライト C1 Plus 1灯を使ってどこまでクリエイティブな写真が撮れるのか?ポートレート撮影の様子をレポートする。
ハウススタジオの白い壁をバックに、スタンドに取り付けた C1 Plus 1灯での人物撮影からスタート。左手側の白い壁にバウンスさせることで光を回し、ナチュラルな空気感で被写体を描き出した。C1 Plus なしの写真と比較すると一目瞭然だが、被写体の肌の色が綺麗に描き出されているのと同時に、左手側の窓から光が差し込んでいるかのように顔に美しいハイライトが入っていてとても良い雰囲気になっている。「普段使っている Profoto A1 とほぼ同じ感覚で C1 Plus で光をコントロールすることができました」とSHUN氏。
撮影風景
C1 Plus ありの撮影結果
C1 Plus なしの撮影結果
コンパクトなライト C1 Plus 1灯で全身撮影にも挑戦した。右手高い位置から光が降り注ぐように C1 Plus を被写体に照射した。スタジオ全体に回る自然光を生かしつつも、C1 Plus をトップライトとして加えることで、壁に投影された影が印象的な写真に仕上げた。
撮影風景
撮影風景
C1 Plus ありの撮影結果
次にモデル自身によるセルフィー撮影を行った。モデル正面の窓からの自然光を生かしながらも、テーブルの上に置いた C1 Plus を白い紙でディフューズして照射した。C1 Plus なしの写真と比べると、顎下の影が薄くなり、肌がより綺麗に描き出されていることに加え、キャッチライトが加わることによってより美しいセルフィーショットに仕上がった。
撮影風景
C1 Plus ありの撮影結果
C1 Plus なしの撮影結果
クールビューティーなファッション撮影にも挑戦。環境光をほぼ切った状態で、C1 Plus に Clic グリッド 20°を取り付けて、被写体の正面やや高めの位置からスポット光を照射した。C1 Plus の前に枝物を加えることで、ドラマチックな影を作り出し、作品に躍動感を持たせた。「C1 Plus は Clic ドームやグリッド、カラーフィルターなどのアクセサリーをワンタッチでマグネットで装着することができ、色々な表現で遊べます」とSHUN氏。
撮影風景
C1 Plus ありの撮影結果
C1 Plus なしの撮影結果
最後に秋を感じさせる花を生かしたアーティスティックな撮影に挑戦。スリット状に切り抜いた黒い紙を通して C1 Plus を上方から照らすことで、被写体の顔と花の一部にかかる光の帯を作り出した。ここでは C1 Plus のフラッシュ光の色温度を青色側に振ることで、より透明感のある表現を実現した。「C1 Plus はフラッシュ光と同時に定常光も使えるので、実現したいライティングを目で確認しながら追い込んでいくことができます。フラッシュ光と定常光、両方の色温度を3,000Kから6,500Kまで自由に変えることができることも気に入っている点です」とSHUN氏。
撮影風景
C1 Plus ありの撮影結果
C1 Plus なしの撮影結果
「正直なところ、実際に撮影するまではスマートフォンでどこまで求める表現ができるのか半信半疑でした。今回撮影してみて、スマートフォンのカメラと Profoto C1 Plus 1灯がもたらす写真表現の可能性の大きさに驚きました。スマートフォンでの撮影でも、普段使っているストロボとほぼ同じ感覚で C1 Plus で光をコントロールできました。光さえあれば撮りたい写真が撮れます」
Profoot C1 Plus の製品情報はこちらをご覧ください。
スチルライフ撮影編の記事はこちらをご覧ください。
撮影チーム:
フォトグラファー:SHUN
モデル:ICHI(DIVINE)
スタイリスト:篁 大輔
ヘアメイク:本間 ひとみ
BTS フォトグラファー/コーディネーター:谷川 淳