スマートフォン用スタジオライトでスチルライフ撮影 | Profoto (JP)

スマートフォン用スタジオライトでスチルライフ撮影

18 9月, 2019

執筆者:: Profoto Japan

普段デジタル一眼レフカメラとストロボ Profoto A1 や B10 を使って撮影するフォトグラファー SHUN氏に、今回「スマートフォン用スタジオライト」Profoto C1 Plus とスマートフォン iPhone XS Max のカメラを使った撮影に挑んでもらった。スマートフォンのカメラとポケットサイズのライト C1 Plus 1灯を使ってどこまでクリエイティブな写真が撮れるのか?スチルライフ撮影の様子をレポートする。

エキゾチックな極楽鳥花の撮影からスタート。黒紙を背景に C1 Plus なしの写真はのっぺりとフラットな印象だが、C1 Plusを右上から照射することで極楽鳥花が立体的にドラマチックに描き出されている。下部に白い紙を加えることで、花の下側にハイライトを入れることにも成功した。「C1 Plus はすごく小さくて軽いので、手で持って自由に動かしながら光と影の具合を探ることができます。光と影の即興実験を通して新しい発見に出会うことがあるためとても面白いです。定常光があるので、シャッターを切る前にライティングを追い込めるのも良いです」とSHUN氏。

撮影風景

C1 Plus ありの撮影結果

C1 Plus なしの撮影結果

次に孔雀の羽の撮影に挑戦。スリット状に切り抜いた黒い紙を通して C1 Plus を上部から照射し、孔雀の羽の質感を見事に描き出した。「C1 Plus はスマートフォンの Profoto Camera のシャッターボタンでシャッターを切るだけでなく、C1 Plus 本体の白いボタンを押すことでもシャッターを切ることができるので、とても便利です」とSHUN氏。

撮影風景

C1 Plus ありの撮影結果

C1 Plus なしの撮影結果

ビー玉とアクセサリーの俯瞰撮影では、C1 Plus をミニ三脚ゴリラポッドに取り付け、横から光を当てた。ガラス瓶や香水瓶を通して C1 Plus の光を横から照射することで、光と影のまだら模様を作り出した。C1 Plus はフラッシュ光の色温度を自由に調整可能なので、ここでは青色側に振ることにより、濁った印象の C1 Plus なしの場合に比べて、色や透明感、立体感がしっかりと描き出されていることがよくわかる。

撮影風景

C1 Plus ありの撮影結果

C1 Plus なしの撮影結果

香水瓶とネックレスのテーブルトップ撮影では、C1 Plus をテーブル後方からスリット状の逆光を照射し、手前は白い紙で少し起こすことで、陰影をつけて印象的に描き出した。ここでは C1 Plus のフラッシュ光の色温度を暖色系に振ることで、温かみのある雰囲気を作り出した。「C1 Plus はフラッシュ光の色温度を自由に変えられることがすごく便利で、表現の幅を生み出します」とSHUN氏。

撮影風景

C1 Plus ありの撮影結果

C1 Plus なしの撮影結果

最後にモデルによるコスメティックの撮影も行った。窓からの自然光を生かしつつも、ミニ三脚ゴリラポッドに取り付けた C1 Plus をテーブルの上に置いて、白い紙を通してディフューズした光で、テーブルの上のコスメを明るくやわらかい雰囲気で描き出した。

撮影風景

C1 Plus ありの撮影結果

C1 Plus なしの撮影結果

「この撮影の依頼を受けたとき、えっ、スマートフォンのカメラでどこまでできるんだろうと、正直不安でした。でも実際に撮影を始めると、普段使っているストロボとほぼ同じ感覚で C1 Plus で光をコントロールできて、スマートフォンのカメラと C1 Plus の組み合わせがもたらす新しい可能性にワクワクしてきました。何と言っても C1 Plus はすごく小さくて軽いので、手で持って自由に動かしながら光と影を探ることで、新しい発見に出会ったりするうちに、撮影がすっかり楽しくなりました」

Profoot C1 Plus の製品情報はこちらをご覧ください。
ポートレート撮影編の記事はこちらをご覧ください。

撮影チーム:
フォトグラファー:SHUN
モデル:ICHI(DIVINE)
スタイリスト:篁 大輔
ヘアメイク:本間 ひとみ
BTS フォトグラファー/コーディネーター:谷川 淳

 

 

 

執筆者:: Profoto Japan

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