小さな巨人 Profoto B10 | Profoto (JP)

小さな巨人 Profoto B10

12 9月, 2018

執筆者:: Steve Hanratty

Two Mann StudiosとフォトグラファーのJoseph Radhikは古くからの親友です。Two Mann StudiosのErikaとLannyがJosephとDevikaのウェディングを撮影したのは2016年に遡ります。Profotoがインドの美しい都市ジョードプルで再結集を依頼すると、彼らは一も二もなく飛びつきました。

ウェディングフォトグラファーは、究極のロケーション撮影フォトグラファーかもしれません。ロケーションは多種多様で、1つの依頼で複数のロケーション撮影をこなすことになります。 

そのため、考慮することが多くありますが、その中心は持っていく機材の量です。持ち運べる量はどれくらいか?どのような撮影スペースか?それぞれのロケーションに適した必要な機材は持っているか? 

多くのウェディングフォトグラファーが、カメラバッグに数台のスピードライトを放り込んで仕事に向かうのも驚きではありません。ところが、スピードライトは持ち運びやすいメリットがある一方、欠点も多くあります。出力が低く、リサイクルタイムが遅く、光の質が悪いのです。 

一方、オフカメラライトを使用するフォトグラファーは皆、より小型で軽量のライトを求めています。 

そうしたユーザーを念頭に、Profoto B10を開発しました。これまでのProfoto製品の中で最も小さいコードレス型のオフカメラ・フラッシュです。スピードライトの5倍を超える出力を誇り、当社の多種多様なライトシェーピングツールに取り付けることができます。軽くて、小型レンズほどの大きさしかないので、どんなカメラバッグにもすっぽりと収まります。 

Two Mann Studiosにテスト撮影を依頼しましたが、2つの問題がありました。第一に、彼らは実際のウェディングでの試し撮りには乗り気ではありませんでした。撮影に、スピードライトより大きいライトもProfoto A1も使ったことがなく、クライアントへ納品する写真に使うには不安がありました。新しいライトを使うなら、最初に試し撮りが必要だと彼らは考えていました。第二に、撮影を依頼した時期には、子供たちを連れて休暇を兼ねて世界中を飛び回り、各地でワークショップを開いていました。 

しかし、ある考えがありました。撮影予定日の頃、Mann夫妻はインドに滞在し、親友のJosephとDevika Radhikと落ち合う予定でした。Josephも一流のフォトグラファーであるため、インドでチームを組んでB10の試し撮りをしたらどうかと考えたのです。 

こうして撮影の遂行が決まりました。撮影場所はラージャスターン州西部のブルーシティ、ジョードプルです。 

B10の試し撮りをするには絶好の場所でした。市内/市外で3つのロケーション撮影地を選びます。最初の撮影地は、狭い路地に人々が行き交う混沌としたブルーシティで、Mann夫妻がJosephとDevikaを撮影します。次の撮影地は、ジョードプルから1時間半の距離にある砂漠。40℃の灼熱の中、JosephがMann夫妻を撮影します。最後の撮影ではまた市内に戻り、モデルを両チームで撮影します。舞台は建築が美しいトゥージーの階段井戸で、壁に築かれた何段もの階段の下に大量の水を湛えています。 

窮屈な雑踏では、Mann夫妻はフットワーク軽やかに素早く撮影し、長時間動き回り、野次馬が集まることもしばしば。荒涼とした砂漠では、焼け付くような日差しの中、Josephは重く扱いにくい機材を大量に運びたくないと思っていました。しかし同時に、頭の中にある構図を再現するには、太陽光を上回る出力のライトが必要でした。 

最後の階段井戸も難しい撮影場所でした。下にたっぷりと水を湛えた狭い階段での撮影は、ライティングのセットアップ面積を小さくする必要がありました。また、太陽光は急速に翳っていきました。 

各ロケーション撮影地は、彼らがプロフォトグラファーとして対処が必要なあらゆる撮影要素が再現されていました。B10がここでパフォーマンスを発揮したなら、どんなウェディング撮影でもそれ以上の力を発揮することに100%の自信を持つことができるでしょう。 

弾丸のような数日間でしたが、Lanny、Erika、Josephは新しい撮影の試みに余念がなく、見事な写真を撮影しました。そして何より、B10の性能を吟味してくれました。 

3種類の撮影ストーリーをお読みください。

フォトグラファー:Two Mann Studios / Joseph Radhik
BTSフォトグラファー:Shivali Chopra、Samantha Grönblad

執筆者:: Steve Hanratty

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