フォトグラファーとしての毎日は、挑戦の連続です。ポートレート、スポーツ写真、ファッション撮影。その日がどんな日であったにせよ、一日の終わりはいつも変わらず最高の一枚とともに締めくくらなくてはいけません。ファッション、ポートレート写真家であるアンドレア・ランドバーグの一週間をご紹介します。世界最速のモノライトD2を使い、彼がどの様に撮影を乗り越えたかをご覧ください。水曜日はスタジオでのヘアスタイル撮影です。髪の動きをどのように撮影したのでしょうか。
フォトグラファーの方は、良作と傑作の間にはわずかな違いしかないということを実感されている方が多いでしょう。傑作という評価を得るためには、機材にも気を配る必要があります。スピードに対応する機材が必要なのです。
「スピードが写真のすべてを決めます。」とAndreas Lundbergは主張します。
フォトグラファーは、素早い動きを完璧に止めてシャープに捉える必要がある場合があります。D2は秒間1/63.000の高速閃光時間を実現し、動きを完全にフリーズさせて捉えることができます。また、どんな決定的瞬間を逃すこともありません。被写体にジャンプをしてもらってみてください。最高秒間20回の高速連射が可能で、被写体が空中にいる一瞬を、20のバリエーションで撮影してベストショットを選ぶことができます。
撮影
Andreasのスタジオは、若いアーティストやクリエーター、起業家たちの集まるストックホルムのセーデルマルム地区にあります。木曜日には、スタジオで国際的なヘアブランドの新しいカタログ向けにヘアモデルの撮影を行いました。
「髪を撮影する方法は何通りもありますが、被写体の表情や感情を演出するのはヘアスタイリングです。被写体の個性を引き出すヘアとメイクは常に施します。」とAndreasは説明します。
撮影を行ったモデルは、金色に輝く美しく豊かな髪の持ち主でした。Andreasは髪の色を完璧に描き出したい思っていました。髪のボリューム感をさらに強調するためにモデルにジャンプしてもらい、D2の驚速ストロボを用いて髪の動きを捉えます。
課題
多くの撮影同様、タイミングが今回の撮影の要です。Andreasは、撮影後の修正ができる限り少なくて済むように、撮影の最初の段階からタイミングを合わせた撮影を行いたいと思っていました。モデルがジャンプした際には、鮮明に動きを止めるだけでなく、空中でのポーズのタイミングを逃さず撮影しなくてはなりません。
Andreasはスポーツ撮影出身ということもあり被写体の動きを読む力に優れていましたが、スピードに優れた機材を使うことでさらに確実に被写体を捉えたいと思っていました。
高速閃光時間を活用することで、写真が傑作と言える仕上がりになります。D2は最短で秒間1/63,000の超高速閃光時間を誇り、最高秒間20回の高速連射が可能なので、空中のモデルの動きを完全にフリーズさせることができます。結果として、モデルの豊かな髪をしっかりと表現することができました。
ソリューション
4灯のモノライトをセットアップします。超高速な閃光時間を誇るD2を使えば1秒間に20回の連射が可能になり、決定的瞬間を逃すことがありません。メインライトとして、RFiソフトボックス 90x120cmを装着したD2モノライトを使いました。そして、輪郭をよりはっきりさせるためにRFiソフトボックス 30x120cmとグリッドを取り付けたD2を被写体の両側にフィルライトとして設置しました。RFiソフトグリッド 50° 30x120cmを使うことで、コントラストを出すことができました。
モデルの顔には、ソフトライトリフレクター ホワイト(ビューティーディッシュ)を装着した4灯目のD2を照射しました。ビューティーディッシュはソフトでありながらクリスピーな光を作り出し、モデルの輪郭とメイクを際立たせます。
Air Remote TTL-Cを使い、ボタンを1クリックするだけで全てのストロボの設定を微調節しながら変えることができます。
「結局、撮影の序盤で撮影した1枚を選びました。モデルの力強さが際立っています。傑作と言える仕上がりになったのではないでしょうか。」