フォトグラファーとしての毎日は、挑戦の連続です。ポートレート、スポーツ写真、ファッション撮影。その日がどんな日であったにせよ、一日の終わりはいつも変わらず最高の一枚とともに締めくくらなくてはいけません。ファッション、ポートレート写真家である Andreas Lundberg の一週間をご紹介します。世界最速のモノライト D2 を使い、彼がどの様に撮影を乗り越えたかをご覧ください。火曜日、彼はスチルライフを高速シャッターで撮影し、ファストフードに全く新しい意味を与えました。
プロフォトのD2は世界最速のモノライトです。スピードだけでなく使途の広さにも優れています。ファッション、ポートレート写真家のAndreasにとって、スピードは動きを止める機能以上の意味を持ちます。毎日、素早く動き、素早く撮影し、より多くの撮影を行い、自分の写真を新たなステージに導きたいと思っているのです。
「私にとって人生は短すぎて、常に新しいことを試さずにはいられません。」とAndreasは言います。
撮影
火曜日の撮影では、今までにやったことのないことを求められました。当初は通常通りのポートレート撮影だったのですが、クライアントが凝ったアイディアを思いついたのです。この日のクライアントは自らレストランを経営する有名シェフでした。彼が、写真はレストランのインテリアに使うものなのでもっと概念的な写真を撮りたい、と言い出したのです。そこで、食べ物を空中に投げ、それを鮮明に捉えることでクライアントの要求に応えることになりました。
写真はレストランのウェブページでも使用されることになっていたので、細部までくっきりと撮影し、素材の輝きや色を正確に伝えなくてはなりません。落下する水のしずく、宙に舞う卵や牡蠣、粉を舞わせている小麦粉などのすべての要素を美しくライティングする必要がありました。
「このアイディアを思いついたクライアントもクレージーだけど、その要望を受け入れた僕も僕だと思うよ。」Andreasは笑いながら撮影を振り返りました。
課題
空中を飛ぶ液体や、粉を舞わせている小麦粉などを撮影するためには、緻密さが必要でした。スポーツ写真家としてフォトグラファーとしてのキャリアを歩み始めたAndreasでさえ、タイミングを捉えるのがとても難しい撮影だったと言います。
「優れたスポーツ写真家は、被写体の動きを予想し追いかけることに長けています。動きを読みながら、シャッターを切ります。今回の撮影がスポーツ撮影を違うのは、コミュニケーションをとりながらタイミングを取ることを求められたことです。アシスタントや、食材を投げるシェフとうまく息を合わせなければなりませんでした。」
今回のような撮影はスタジオを散らかすので、あまりたくさんの枚数撮影はできません。数ショットで撮影を終わらせたいのです。食材にも限りがあります。貴重な牡蠣を無駄にすることはできないでしょう!
ソリューション
ポートレート撮影のセッティングは、とてもシンプルなものです。D2モノライトとディフューザーをつけたアンブレラ ディープ シルバー XL使いました。このコンビが作り出す光の質感は他のどのライティングにも劣りません。
Andreasは、食材の撮影の際に特にD2のスピードを実感したそうです。「スピードがあるストロボを使うとリラックスして撮影できます。被写体に集中できるのです。D2なしにはこの撮影を乗り越えられなかったと思います。」
RFiソフトボックス30x120cmを取り付けた2灯のD2モノライトを、サイドライトとして使います。ソフトボックスにはソフトグリッドを取り付け、光の広がりを抑えてコントラストを出します。メインライトには、ソフトライトリフレクター ホワイトを装着したD2を使い、フリーズモードで撮影します。そして、床にシートをひくことも忘れてはなりません!