伊藤彰紀 x Profoto Pro-11 | Profoto (JP)

伊藤彰紀 x Profoto Pro-11

13 4月, 2021

執筆者:: Profoto Japan

広告やファッションで活躍するフォトグラファー 伊藤 彰紀氏に、Profoto Pro-11 を使って「Light & Shadow」をテーマに撮り下ろしてもらった。伊藤氏のインプレッションを紹介する。

新しい機材や技術は、新しいものを生む可能性があります。表現の幅が広がる可能性のあるものにはアンテナを張って、そこは惜しまず投資しようと思っています。

紗幕越しからのベースの光(トレペつきのアンブレラホワイト S)と、紗幕にバウンスさせた B10 Plus の LED 4灯で撮影。シャッター速度は1/100秒にして、ドレスをブラすことでドレープの美しさと躍動感を出した。ドレス、ピアス、ネックレス/VIVIANO

いつもは Pro-10 を使っているのですが、集中して連写していると、撮影途中で悲鳴を上げ始めることがあります。今回 Pro-11 を使ってみて、どれだけ連続でシャッターを切ってもアラートが鳴らなかった。内部設計や放熱対策が強化されたことで、チャージの遅延がなく、安心してシャッターが切れるのはありがたいです。

シャッターを切る回数が増えるということは、表情と表情の“間の表情“をさらに切り取れるようになっているので、より良い写真を生み出せる可能性が高まります。

ベースの紗幕越しの傘トレの光+スタジオの端の高い位置からのナロービームリフレクター+紗幕に反射させた B10 Plus の LED 4灯で撮影。1/6秒でシャッターを切ることで、B10 Plus の LED 4灯の効果で、光の揺らぎを表現した。服のハイライトとシャープな影はナロービームリフレクターの光。ドレス/RYUNOSUKEOKAZAKI

ライティングのインスピレーションは「日常の光」から得ています。自然光をよく観察するようにしています。ハウススタジオであれ外であれ、自然光の色や光の方向、人に当たってどのくらい返っているのかなど。

特に白ホリで空間を演出するには、光で奥行きやフレーム外の広がりを感じさせることが鍵になるので、スタッフに話をする際も「あのあたりに窓があって」という伝え方をします。

紗幕越しの傘トレをバックからの透過光をメインにして、手前から白カポックで起こして、カメラの後方全体にやわらかく光を回した。さらに天井に向かって打ったバウンス光をベースライトにしている。トップス、スカート/RYUNOSUKEOKAZAKI

ライティングが上手くなる早道はなくて、経験が全てです。経験値を高めることしかないと思うので、様々な光を見て感じ、作って、試すしかない。Profoto のストロボやアクセサリーを使うことも“自分の好きな光”を見つけるきっかけになると思います。

クリエイティブチーム:
フォトグラファー:伊藤 彰紀(aosora)
スタイリスト:YOSHI MIYAMASU(SIGNO)
ヘア:SHOTARO(SENSE OF HUMOUR)
メイク:井上 まあさ
モデル:Mia B(BRAVO)
インタビュー:坂田 大作(SHOOTING編集長)
BTS写真:三浦 一喜

Web マガジン SHOOTING(シューティング)インタビュー記事より抜粋。

執筆者:: Profoto Japan

このストーリーで使用された製品

ナロービームリフレクター

ProヘッドまたはAcute/D4ヘッドに取り付けて使用
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