クイズに挑戦することでライティングへの理解がより深まる「Profoto Quiz」シリーズ。
まず、Q16の回答を発表します!
Q16:上の3枚の写真は、それぞれライトの出力は固定して、ストロボ光と環境光の割合で少しずつ明るさを変えています。次の設定のうち何を変えたでしょうか?
1. ホワイトバランス
2. シャッタースピード
3. ISO感度
4. 絞り
A16:答えは「2. シャッタースピード」です。3枚の写真を比べると人物の明部はさほど露出が変わっていないのですが、暗部や背景の露出が変わっているのがわかります。今回はストロボの出力は固定のままなので、「3. ISO感度」や「4. 絞り」を変えてしまうとストロボで明るくしている明部の露出が変わってきます。しかし、シャッタースピードはストロボ光の露出には関係ないので、シャッタースピードを少し遅くしても、早くしても露出に違いは見られません。
上の写真はストロボ光で人物を照らしており、背景や暗部は元々の環境光で照らしている写真となるので、シャッタースピードを変えることで、背景や暗部の調子を整えて雰囲気を変えています。
ストロボ光と環境光をミックスで撮影する場合には、この二つの光をどれくらいの割合で入れるかが重要となり、ストロボ光の割合が多いほど、コントラストが高く、硬い写真になりやすく、逆に環境光が多くなるほど、コントラストが低く、やわらかい表現の写真になりやすくなります。
ちなみにそれぞれのシャッタスピードはAが1/125、Bが1/60、Cが1/200です。
次のお題を発表します!
Q17:上の2枚の写真はストロボの出力、カメラの露出は固定して撮影しています。何を変えたでしょうか?
正解と次のお題はこちらをご覧ください!
撮影チーム:
フォトグラファー SHUN
モデル MARIKO(FOLIO management inc.)
スタイリスト 篁大輔
ヘアメイク YOSHI
BTSフォトグラファー 谷川淳