クイズに挑戦することでライティングへの理解がより深まる「Profoto Quiz」シリーズ。
まず、Q21の回答を発表します!
Q21:下の写真にカラーフィルターで青みがかった光を足してあげたいと思います。その場合、青の色が目立ってくるのは明部と暗部どちらでしょうか?
![](https://cdn.profoto.com/cdn/051e2a7/globalassets/blogs/local-japan/shun/profoto-quiz/quiz-21/copy.jpg?width=1280&quality=75&format=jpg)
A21:正解は暗部です。
![](https://cdn.profoto.com/cdn/051e2e4/globalassets/blogs/local-japan/shun/profoto-quiz/quiz-22/20220530_180154_gfx0666.jpg?width=1280&quality=75&format=jpg)
上の写真に新たにカラーフィルターをつけたストロボで色を足す場合、色がのりやすいのは暗部になります。
![](https://cdn.profoto.com/cdn/051e0c8/globalassets/blogs/local-japan/shun/profoto-quiz/quiz-21/copy2.jpg?width=1280&quality=75&format=jpg)
暗部は暗いため少しの光でも影響を受けやすく、メインより弱めの光量で当てたカラーフィルターの光でも影響しやすいため色がのってきますが、明るい部分はメインの光の影響の方が大きいので、色が目立ってきません。
なので、このようにカラー表現を使いたい場合はメインの光を設置する時に、色をつけたい部分を暗部にしてあげるようにライティングを考えていきます。
最後のお題を発表します!
Q22:下の写真は被写体向かって左から OCF II カラーフィルター ハーフ CTO をつけたストロボと右から OCF II カラーフィルターピーコックブルー を使用して黄昏時の雰囲気を再現して撮影しています。OCF II カラーフィルター ピーコックブルー がない場合でも同じような撮影がしたい場合はどうしたらよいでしょうか?
![](https://cdn.profoto.com/cdn/051e306/globalassets/blogs/local-japan/shun/profoto-quiz/quiz-22/copy2.jpg?width=1280&quality=75&format=jpg)
A22:正解は左のライトを OCF II カラーフィルター フル CTO に変えて、右のライトはフィルター無しにし、カメラのホワイトバランスを4000kに設定して撮影しています。
![](https://cdn.profoto.com/cdn/051e2e4/globalassets/blogs/local-japan/shun/profoto-quiz/quiz-22/20220530_180154_gfx0666.jpg?width=1280&quality=75&format=jpg)
今回は自然の太陽の光の作用で変わる色温度の変化に伴った撮影なので、クリエイティブなカラーフィルターは必要なく、色温度の補正用のCTOフィルターさえあれば、ブルーのカラーフィルターは特に必要なく撮影が可能です。ブルーのカラーフィルターを使用した場合はWB5500kで撮影していましたが、CTOフルに変えてブルーのカラーフィルターを外しWB4000kに変えて、カラーフィルターをつけていない方の光をWBで青く表現しました。
![](https://cdn.profoto.com/cdn/051e311/globalassets/blogs/local-japan/shun/profoto-quiz/quiz-22/copy.jpg?width=1280&quality=75&format=jpg)
色温度はさまざまな要因で変わってきますが、1日の太陽の動きの中でも大気との関係性で色温度を変えていきます。日中の場所、陰の場所、夕日、黄昏時、どんな色の光があるのが注意深く観察して理解することによって、さまざまな色の表現を再現することが可能となります。
撮影チーム:
フォトグラファー SHUN
モデル MARIKO(FOLIO management inc.)
スタイリスト 篁大輔
ヘアメイク YOSHI
BTSフォトグラファー 谷川淳